そこに無いのなら、つくればよい
さて、いよいよ、今週末は「キノコナイトvol.7」です。
落語での出演ですので、出し物の準備としては「落語の練習をしっかりしておく!」ということ以外にありません。
ただ、今回は、せっかく東京での口演なので、普段よりもすこーしだけ気合を入れていきたいと思います。
その気合とは「紋付の着物」です。
ぼくはかれこれ落語を始めて二十数年になって、着物も何枚か持っていますが、「紋付」の着物はあまり持っていません。
数年前に買ったピンク色の着物に「丸に違い鷹の羽」という紋が刺繍してあるのですが、これは特に実家の家紋と関係があるわけでもなく、オールマイティーに使える紋だそうです。(詳しくはよくわかりませんが…)
じゃあ、実家の紋は何なのかというと、「丸に加賀前田梅鉢」という紋らしくて、いわゆる「梅鉢」ではあるのですが、中心部のデザインが微妙に違うみたいです。
なぜに佐賀にある実家の紋が「加賀前田」なのかはさっぱりわかりませんが、実家の墓の紋がそれだったので、そうなんでしょう。
とはいえ、今から紋付の着物を誂えるというのも時間的に間に合わないし、そもそも、そんな予算もありません。
というわけで、「ないものは自分で作る」といういつもの「DIY」です。
どのみち、実家の家紋に興味があるわけではないので、「キノコナイト」にちなんで「きのこ紋」をチョイスすることにします。
…が。
どうやら「きのこ紋」なんてものは、伝統的な紋にはなさそうです。
自宅で蔵書している「日本の家紋大辞典」にも載ってないし、ネットで調べても、個人的に創作した紋はあるのですが、代々受け継がれている家紋ではなさそうです。
ふーむ。
ならば仕方ないですね。
創るしかないでしょ、紋を。
というわけで、昨年末購入した「Corel DRAW」を使って、紋の制作に取り掛かります。
大好きな「タマゴタケ」をイメージしてベクタ図形を作ります。
だいたいのイメージは頭の中にあったので、そんなに時間はかかりませんでした。
勢いで2時間くらいかかって完成。
じゃじゃーん!
できたー!
うん。
「タマゴタケ」をイメージして作っていたのに、どうみても「ドクツルタケ」ですわ…。
傘の縁に条線を入れるとそれらしく見えるかなとも思ったのですが、どっちにしろ色としては、白抜きするしかないので、このままドクツルで行こうと思います。
「ドクツルタケ」は一応「天使」ですからね。
(頭に「破壊の」とか「死の」という枕詞が付きますが…)
もしも「毒」なんてのが縁起がわるいのというのであれば「シロタマゴテングタケ」でもいいかなと思っています。
実際問題、柄にササクレがないので「シロタマゴテングタケ」に近いと思いますが。
個人的にはなかなか素敵なデザインだと思います。
さて、後はこれをどうやって着物の紋にするかですね。
それは、また、明日考えましょう。
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