2018/12/03

ムラサキシメジを食べるぞ!

どうも。

アタルモハッケアタラヌモハッケ

そんなわけで、昨日採取した「ムラサキシメジ」を持って帰ってきました。


うーん。写真の撮り方によっては、鮮やかな紫色。

せっかくなので食べることにします。

ぼくは基本的に採ってきたきのこを食べることはしないのですが、今回はなんとなく食べてみることにしました。
一応、「増補改訂版日本のきのこ」「日本の毒きのこ」あたりでチェックします。
どちらも「生食は毒」との記載があります。

ということは火を通せば大丈夫ってことでしょう。

ただ、ひとつ心配だったのが、「日本の毒きのこ」によれば「ウスムラサキシメジ」というよく似たきのこがあるそうで、アルコールと一緒に摂取して中毒した事例が紹介されていました。
「ウスムラサキシメジ」は柄に「す(空洞)」が入ることが多く、臭いも刺激臭があるとのことでした。
また「ウスムラサキシメジ」のほうが、発生時期が早いようです。
とはいえ、きのこの発生時期というのはわりといい加減なので、目安程度にしておいたほうがよさそうです。

なので、おそらく「ムラサキシメジ」で間違いないだろうとは思っていますが、「ウスムラサキシメジ」だったら困るので、ビールの「あて」にするのはよしておきます。

まずは柄を切り落とします。
ちなみに柄はみっちり詰まっていて、空洞はありませんでした。

傘の部分を洗って、塩水につけて虫出しをします。


見た感じでは虫が入っている様子はありませんが、念のため。


包丁で適当なサイズに切って、ごま油で炒めます。

本当はオムレツにするつもりだったのですが、肝心のたまごを切らしていたので、単なる油炒めになります。

しっかり火を通します。
火を通すと紫色は消え、かなり縮んでしまいました。

なんかレバーみたいです。

恐る恐る食べてみると…うまい!

非常に濃厚な風味です。
何の味付けもしてないのに、しっかりとした味で驚きました。
量が少なかったので、たくさん味わうことはできなかったのが残念でしたが、まぁ、このくらいでよしておいたほうが、同定間違いだったときのダメージも少なくてすみそうです。

ちなみに、食べたのは日曜日の夜で、月曜日の今日は別段体調に異変はなかったので、毒きのこではなかったようです。
あのきのこはムラサキシメジで確定してもよいと思います~。





2 件のコメント:

  1. >ということは火を通せば大丈夫ってことでしょう。
    …あれ?「火を通せば毒は消える」って、「きのこにまつわる迷信」の中でも
    かなり古典的な部類に入るほど、「それ、間違いだから!」なヤツじゃなかったですか?
    >「増補改訂版日本のきのこ」「日本の毒きのこ」どちらも「生食は毒」との記載があります。
    決して「加熱調理すれば可食。美味」とは書いてないわけで…ま、釈迦に説法ですかね。

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  2. >やましたさん
    まぁ「火を通せば毒は消える」=「迷信」というのは、100%そういうわけではなくて、「火を通してもダメなやつはダメ」というのが実態です。

    返信削除

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