どうも。
ウォーキングを兼ねて
午前中からジリジリと焦げてしまいそうな日差しでしたが、運動不足解消のため、思い切って出かけます。
数日前から「散髪に行こう」と思っていて、一度「散髪に行こう」と思い立ってしまうとそれまで大して気になってもいなかった髪が気になって仕方がなくなってしまいます。
せっかく散髪に行くのなら、運動を兼ねて、少しだけ自宅から離れたところにある床屋まで歩いていくことにします。
本当はいささかでも涼しい(と思われる)、午前中に出かけるつもりでしたが、なんだかんだで、昼過ぎになってからの出発になりました。
しっかり帽子をかぶって、途中の自動販売機で水分を補給しながらてくてく歩きます。
陽炎の立つアスファルトの上を歩きながら、はるか昔に読んだ童話を思い出します。
こんな話...
真夏の昼下がりに床屋にやって来た一人の男。
頭に鬢付け油を塗ってくれというが、ちょっと塗ればいいはずの油を、大量に塗ってくれと無理に床屋に頼む。
外に出たら鬢付け油が溶けきて、やがて、自分の体も溶けてしまう。
あとには一つの「油石」が残る。
床屋が「油石」を拾って帰る。
そんな短編。
不思議な後味の話でずっと覚えてて、とくにこんな暑い日に外にいると思い出す話です。
「欲張ってはいけない」という説教めいた話かというとそうでもなく、ただひたすら「暑い」話というイメージが植え付けられています。
※あとで調べたら小川未明の「てかてか頭の話」でした。
汗だくになりながらも床屋さんに到着。
混んでいなかったのですぐに順番が回ってきて、汗だくの状態で髪を刈ってもらうのがちょっと申し訳ない気持ちになってしまいました。
左右は4mmに刈り上げてもらって、全体的に短く切ってもらいました。
切り終わったあと
「髪になにかつけますか?」
と聞かれましたが、歩いて帰る途中で「油石」になってしまいそうだったので、何もつけずに帰ります。
帰りも黙々と歩きます。
頭上は青く晴れていて、太陽もずっとついて回っていて、まるでスーパーマリオ3の砂漠の面のよう。
でも、遠くの方に積乱雲が発達しているのが見えて、なんとなく夕立が来そうな様相をしめしています。
やや急ぎ足で家に帰りついた時には、もうヘトヘトでした。
往復6kmのウォーキング。
なかなか汗をかいたし、いい具合にカロリーも消化できたんじゃないの?
と言いながら...
あぶないあぶない、もうちょっとモタモタしてたら、雨に降られるところでした。
そんなこんなで、髪も切れたし、運動もしたし、アイスもおいしかったし、雨も降ったし、夏っぽい一日でした。
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