2020/08/04

「煙霧」の記号って知ってます?

どうも。

煙霧、塵煙霧、砂塵嵐、地吹雪

ここのところ晴れていて、湿度も低そうなのに、やたらと遠くが霞んで見えます。
春先ならまだしも、この時期にこんなに霞むのは変だなぁと思ってたら、こんな記事。

九州各地で続く煙霧 小笠原諸島・西之島の噴煙が影響?
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1b0aec0f8d828edddf5e6ec982e9b6dffc69454

九州の各地でおととい2日(日)午後から煙霧(えんむ)が観測され、空や遠くの景色が白っぽくかすんだ状態が続いています。また、PM2.5の濃度がやや高い状態も継続しています。真夏にこのような状態が続くのは珍しいことです。この煙霧の原因をさぐると、はるか遠く小笠原諸島・西之島の活発な噴火活動が影響している可能性がでてきました。(以下略)

というわけで、どうやらこれは「煙霧」らしいです。

「煙霧」ってのは何かというと、Wikipediaによれば...

 煙霧(えんむ、英: haze)とは、目に見えない乾いた微粒子が大気中に浮遊していて、視程が妨げられている現象。気象観測上は、視程が10km未満になっているとき。

だそうです。

実はぼくは中学時代、必修クラブで「気象部」に入っていたことがあって、天気図を毎週書いてました。
ラジオの「気象通報」を聞きながら「天気図用紙」に天気図を書くんです。

石垣島では...北の風、風力3、晴れ、1008ミリバール、26度...
ウルップ島では...西の風、風力2、雨、970ミリバール、13度...

とか、そんな感じ。
当時は気圧は「ヘクトパスカル」じゃなくて「ミリバール」でした。
多分今はウルップ島とかは別の場所に変わってるんじゃないかなと思います。

だいたい現れる天気は
「快晴」「晴れ」「曇り」「雨」、冬に「雪」。
これくらいです。
記号は「天気図用紙」に凡例が書いてあるんで覚えてなくても大丈夫です。

 ↑凡例はこれ。

「霧」とか「みぞれ」とか「雷」とか「あられ」「ひょう」なんかは、滅多に聞かないけど、それがどういう天気なのかはわかる。

でも「煙霧」「ちり煙霧」「砂塵嵐」「地吹雪」これが、一体どんな天気なのか、さっぱりわかりませんでした。
また、当時、それを図書館まで行って調べようだなんて殊勝な心掛けがあるはずもなく、「砂塵嵐は土属性で、地吹雪は氷属性の攻撃魔法」と解釈して納得していました。

今は幸いにインターネットがあるので、30年越しに当時の疑問を解決していきたいと思います。

よろしくお願いしますWikipediaさん


「煙霧」…煙霧(えんむ、英: haze)とは、目に見えない乾いた微粒子が大気中に浮遊していて、視程が妨げられている現象。気象観測上は、視程が10km未満になっているとき。

「ちり煙霧」…煙霧のうち、塵や砂ぼこり、火山灰などの小さな粒子が風で飛ばされ、空気中に浮遊した状態を指す。黄砂によって観測されることが多い。気象学では、視界(視程)が2キロメートル未満となり、ほかの気象現象を確認できないときに用いられる。

「砂塵嵐」…塵や砂が強風により激しく吹き上げられ、空高くに舞い上がる気象現象。サンド・ダストストームと総称されるが砂塵嵐等の定義は国や研究者により異なる。空中の砂塵により、見通しが著しく低下する。砂漠などの乾燥地域において発生する。
※日本では、天気を自動で判別する機械が導入され、目視観測を2019年2月から順次終了したことに伴い、「砂じん嵐」の記録を終了した。

「地吹雪」…地吹雪は積雪の表面にある雪粒子が風で飛び跳ねながら移動する現象をいう。
日本式天気図の天気記号では、地吹雪により視程が1km未満になっているときに限り、天気が地吹雪とされる。吹雪の場合には降雪があることを優先するので雪とされる。ただし、雷を伴う場合は優先順位によって異なることがある。

だそうです。
ええ、砂塵嵐ってもう出てこないんですね。
そもそも、気象通報で「砂塵嵐」が放送されたことあるのかな。

せっかくなら「煙霧」の気象通報聞いてみたかったなぁ。

2 件のコメント:

  1. 煙霧の記号を、かれこれ40年近く「濃霧」として間違って覚えてました…。
    子供心に「なんとか霧」と認識して、覚えてたんですね…。
    じゃ、「濃霧」の天気記号って、もとからなかったんですか。

    返信削除
    返信
    1. >やましたさん
      「煙霧」は「ダメージ+マヌーサ」という設定で過ごしておりました。
      確かに「濃霧」の記号はありませんね。「雷強し」はあるのに。

      削除

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