どうも。
年を取れば嗜好も変わるので…
この間買った「一人称単数」(村上春樹著)を読み終わりました。
短編集を読むのが好きで、この本も短編集なので楽しみに読みました。
で、今日読み終えたんですが…
率直な感想としては
・音楽の話が多くて半分くらい理解できなかった
・比較的直接的な性的な表現がうけつけなかった
と、敢えてこの2点を挙げたいです。
ちゃんと最後まで読んでいるので、買って損したとかそんなことは思ってません。
いいか悪いかでいえば「いい」とは思います。
・音楽の話が多くて半分くらい理解できなかった
「ジャズ」「クラシック」について語られる個所がたくさんあったのですが、自分の知識がなくて、人名が羅列されても全然イメージが出来なかったし、どんな曲なのかもさっぱりわからなくて、分からないまま終わってしまいました。
後から調べて、話題になっている曲を聴いてからまた読んだら印象も違うのかも知れませんが、出てくる曲が多すぎて、最初から調べようという気にもなれません。
「ノルウェイの森」読んだときとかはそんなことなかったんだけどなぁ…。
・比較的直接的な性的な表現がうけつけなかった
うーん、これはもう、どうしようもないですね。
表現の一つとしてかなり強めのスパイスなのは間違いないのですが、もう、ぼくは受け付けない年齢になってしまったのかも知れません。
若いころはあれだけ欲した焼肉を、ある程度の年齢に達したら食べられなくなるのと同じように。
「ノルウェイの森」読んだときとかはそんなことなかったんだけどなぁ…。
どうしても作者の現在の年齢を背後に感じてしまうのもよくないんだろうな。
とはいえ、全般的に村上春樹の文章が好きで、あの文体は真似できるなら真似したいぐらいなので、もう一回くらい読んでもいいかななんて思ったりしています。
そしてまた、半分くらいは理解できないんだろうけど。
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