落研に入ったばっかりの頃、落研で配られた資料の中にあった「小噺」に「酒の粕」というのがありました。
与太郎が酒の粕を食べて酔っ払ったと言うと、「いい若いもんなんだから、酒の粕を食べた、なんて言わずに、酒を飲んだって言ったほうがいい」と言われ、その通りに「酒を飲んだ」というと「冷は体に毒だからちゃんとお燗にしたのかい?」と聞かれ「焼いて食った」と答える話です。
まぁ、音源はYoutubeにあるので聞いてください。
学生の頃覚えたような気もするのですが、よくよく考えてみたら、酒の粕を焼いて食ったことがありません。
今日スーパーに行ったら、酒の粕を売ってたので、多分ここで「焼いて食わなければ、一生焼いて食うことはないな」と思ったので、買ってまいりました。
イエローチェリー!
カッパッパー!
300円もしません。
結構な量が入ってます。
触った感じはふわふわで、柔らかいチーズみたいな感じです。
いうまでもありませんが、匂いは日本酒です。
適当に切ってアルミホイルに置いてオーブントースターで焼いてみます。
こんがり。もちみたいに膨らむこともありません。
部屋中が日本酒の芳香に包まれています。
食べてみましょう。
…!!
これは…固形の日本酒…
日本酒好きのぼくでもちょっとこれはキツイものがあります。
とてもじゃありませんが、子どものおやつには向かない感じです。
砂糖をかけて食べるとよい、というネット上の情報がありましたので、砂糖をかけてみました。
う、うん、なんだろう、もうちょっと一工夫いる感じがします。
というか、アルコール分が結構残ってます。
なので、温度を低めに設定して、再度オーブントースターで時間をかけて焼くことにします。
さらに、これに餅にかける用の甘い醤油があるのでそれをかけて食べることにします。
すると、すこし、食べやすくなった感じがします。
そして、食べたらちょっと酔っ払いました。
酒の粕を食べて酔っ払うなんて、そんな話はねぇだろうと思ってましたが、普通に酔っ払います。
気を付けましょう。
そういえば、以前聞いた話では、江戸時代の酒の粕よりも、今の酒の粕の方が「うまい」らしいです。
なんでも当時よりも清酒を作る技術が進歩しているので、当時は「粕」の成分が酒の中にずいぶん入っていたそうで、今はその成分までも粕として濾しとることができるので、粕としてはうまいそうです。
だから、余計に酔っ払うのかもしれませn。
まだ、半分以上余ってるので、残りは甘酒にして飲もうかな…。
そういえば「甘酒屋」って小噺もあったなぁ。
「酒の粕」に「カッパッパー!!」
返信削除…畜生、喰いつくしかねえじゃあねえか…。
「うん、焼いて食った」
冷静に考えたら、まだ酒の味はわからないハタチ未満の新入生にあの小噺…無理がありますよね。
「さごじょうのやり」で貫かれてきます。
あたしゃ、一年生の頃、酒の粕を酔窓さんがしきりに練習してたのを鮮明に覚えてます。あと、道具屋とやかん。
削除ヤバい人だと思ってましたし、実際ヤバい人でした。