2025/09/02

お金の小咄(備忘録)

どうも。

先日「持参金」という落語を聞きまして。

この落語は…
・ある男が急に借金を取り立てられる
・男は即日借金の清算を求められるも、元手がないので困ってしまう
・そんな男に縁談が舞い込む
・相手は妊娠していて臨月とのことだが、持参金を持ってくるという
・借金返済のために縁談を承諾
・嫁さんがやってきたが、持参金は翌日に持ち越し
・翌日、借金の取り立てにやって来た男、なぜ急に金が必要になったのか説明
・ある女に手を付けてしまい妊娠させたが、一緒になるわけにもいかず、持参金をつけて誰かとくっつけてしまおうということになり、その持参金が必要になったので、借金の取り立てに来た、とのこと
・金は天下の回りもの

というお話。

この落語を聞くたびに、ずーっと昔にネットで読んだお金の小咄を思い出すのですが、それがどんな話だったのか、調べてもなかなか出てきませんでした。

断片的にあれこれ検索ワードを変えて、やっと出てきたのがこれ



(以下転載コピーです)
ときは8月、黒海沿岸の町。雨にぬれる小さな町は活気がなく、すっかり寂れていた。
人々は借金を抱えて苦しい生活をしているのだ。

その町へ、一人の旅人がやってきた。そして町に一つしかないホテルに入ると、
受付のカウンターに100ユーロ紙幣を置き、部屋を選ぶために2階へ上がって行った。
ホテルの主人は100ユーロ紙幣をひっつかんで、借金返済のために肉屋へ走った。
肉屋は同じ紙幣を持って養豚業者へ走り、100ユーロの借金を返した。
養豚業者はその紙幣を握ると、つけにしてある餌代と燃料代を払うために販売業者に走った。

販売業者は100ユーロ紙幣を手にすると、この厳しいご時世にもかかわらず、つけでお相手をしてくれる
町の遊女に返そうと彼女のもとに走った。遊女は100ユーロ紙幣を懐にしてホテルに走り、
たびたびカモを連れこんだホテルに借りていた部屋代を返済した。

ホテルの主人は、その100ユーロを受け取ると、紙幣をカウンターの元の位置に置いた。
ちょうどそのとき、部屋をチェックして2階から降りてきた旅人が、どの部屋も気に入らないと云って
100ユーロ紙幣をポケットにしまいこみ、町を出て行った。

誰も稼いでないけど、町中の誰もが借金を返し終わり、町は活気を取り戻した。
(転載ここまで)

これだこれだ。
ぼくはこの話が好きで、落語にできるんじゃないかなーと思ってます。
備忘録としてコピーさせていただきました。

あ、オチは「持参金」と同じになっちゃうかな。


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