どうも。
個人的には「練習」との認識。
日曜日に控えた「立山亭寄席」に向けて目下、落語練習中です。
今回は、いつも以上にちょっと事前準備に時間がかかっています。
というのも、
・口演予定が「ワライタケ」「たがや」と2席であること。
・「ワライタケ」は社会人落語の大会用に録画を予定していること。
・「たがや」は約20年ぶり、かつトリであること。
という条件で挑むことになっています。
いつにもましてしっかり準備しておく必要があります。
「ワライタケ」については、噺の長さを大幅に短縮したためにほぼ覚えなおしになったという経緯があります。
ただ、4月に東京で開催された「キノコナイト」で一度喋ってきたという実績があるので、気持ちに少し余裕があります。
問題は「たがや」の方で、トリということもあり、いつもやってるような変な新作落語ではないので、ちゃんと練習しておかないと、それこそグダグダになっちゃう恐れがあります。
(まぁ、「変な新作落語」もちゃんと練習してますけども)
そんなわけで「たがや」なんですが、今回の目標は
・内容が結構エグいので出来るだけ軽妙な語り口を目指す。
・とはいえ、シリアスな一面ものぞかせる。
この2点です。
とにかく噛んだり言いよどんだりしないのが大事かなと思っています。
ちょっと噛んだだけでリズムが狂ってくるので、そのたびに最初からやり直したりしています。
やっとこさ、8割くらいの確率で最後まで行けるようになってきました。
特に「啖呵」の部分が一番のキモですので、一番気をつけたいです。
あと、その啖呵に至る直前のたがやの開き直るシーンが、かなり難関です。
自分なりに工夫してやってみようと試行錯誤しています。
ただ、この「たがや」に関してはやっていて、とても楽しいです。
比較的ストイックな練習をしているのに、あまり苦になりません。
なんとか、本番は、お客さんを噺に引き込めたらいいなと思っています。
ぼくの場合、落語の「練習」と呼んでいます。
古典芸能なので「稽古」と言った方が適当なのかも知れませんが、学生時代の落研では「練習会」と言っていたので、その名残です。
また、「稽古」と言うと、教えてくれる人がいて、それにならうという意味もあるんじゃないかなと思っているので、こんな風にひとりで試行錯誤するのを稽古と呼んでいいものかと思うのも一つ。
さらに言うと、個人的な感覚として「稽古」って、どうしても精神的なストイックさが加わる必要があると思うし、「稽古=つらい」ってイメージがあるので、趣味の延長線上でやっている物事に「つらさ」が加わったら本末転倒だと思うので、あえて「稽古」とは言わないです。
というわけで、「練習」と言っています。謎のこだわりですね。
「練習」の成果が、本番で発揮できますように...。
2018/06/28
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