2018/08/14

和尚さんに質問

どうも。

南無釈迦牟尼仏

今日で帰省終わり。

午前中の早い時間に、娘2号の自由研究と工作を手伝います。

昼前に和尚さんがお盆のお経をあげに来てくださいます。

ついでだったので、ちょっと質問します。

うちの仏壇にはなにやら3枚の絵がかけてあるのですが、あれに描かれているのは誰ですか?と聞いたら

「はいはい…あー、これはですね…」と、やや込み入った話をしてくださいました。

・この家は曹洞宗の檀家なので普通は、真ん中に「お釈迦様」右に「道元禅師」左に「螢山禅師」のはず。
(ちなみに、曹洞宗には大本山が二つあるそうで、福井の永平寺と、横浜鶴見にある總持寺。永平寺をひらいたのが道元禅師、總持寺をひらいたのが螢山禅師、だそうです。
 お寺に掲げてある紋が「久我竜胆」と「五七の桐」と2つなのも、それぞれ「永平寺」と「總持寺」の家紋だからなんですって)

・ところが、うちに飾ってあるのは「お釈迦様」「達磨大師」「栄西禅師」。「栄西禅師」は、臨済宗の開祖。達磨大師は日本に禅宗を伝えた人。
なんでこんなことになっているのかというと、もともとこの和尚さんのところのお寺は臨済宗のお寺だったことの名残だそうです。
お寺が途中で臨済宗から曹洞宗に変わったそうで、昔の名残で臨済宗の時の絵がかけられているようです。
(お寺の宗旨が変わったときにはずいぶんゴタゴタしたらしいです…)

・まぁ、曹洞宗も臨済宗も禅宗には変わりはないし、特段かけ替える必要もないですよ。とのことでした。

ああ、なんて面白い。

ついでに食い下がって聞いてみました。

「蒟蒻問答」という落語があって、曹洞宗のお寺を舞台にした落語なのですが、この中に「正面には釈迦牟尼仏、右の方には達磨大師、左の方には道元禅師」という場面があるんですが…?と聞いてみたら

・達磨大師は日本に禅宗を伝えた人なので、曹洞宗でも臨済宗でもおまつりする。なので、間違いというわけではないと思います。

とのことでした。

いいですねぇ。面白いですねぇ。

お盆で忙しいのに、丁寧に対応してもらえました。
忙しいところすみませんでした。

そんなこんなで、お参りも済んだので、長崎に戻ることにします。

ちなみに、娘×2は日曜まで実家に居残りです。

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