2018/08/28

金魚すくいの金魚を長生きさせるには…?

どうも。

実はかなり難しい

夏も終わろうとしておりますが、この間、夏祭りで金魚すくいをして金魚を3匹もらってきました。

娘2号がチャレンジしたのですが、1匹もすくえず、おまけで3匹もらった次第です。

さて、こんな感じで金魚すくいで手に入れた金魚、ほとんどの場合、すぐ死んでしまいます。
悲しいですが、すぐ死にます。

ぼくの経験上、この金魚たちの「死因」について考えてみました。
この「死因」をうまく避ければ、きっと長生きさせることができると思います。たぶん。

1.もともと弱っている
そう、金魚すくいの金魚は、長時間「ポイ」で追い回されてストレスと疲れでもともと弱ってます。
お祭りも終盤あたりになると、全体的に金魚も、ぐったりしてきます。
さらに、これを、ちっちゃな袋に入れて、自宅に持って帰ってくる必要があるわけで、酸素不足になるわ、外気温と冷房の急激な温度差にさらされるわで「自宅に帰りついた時点で死んでた」なんてこともザラです。

2.水
さて、そんな艱難辛苦を乗り越えて、やっと自宅に連れ帰ってきた金魚。
これをどうしましょう。
まずもって水槽がないです。
とりあえず、その辺のバケツに入れることになると思います。
この時にバケツに入れる水は、金魚すくいでもらってきた袋に入っている水だけじゃとても足りません。
水道水を使うことになると思います。はい。
残念ですが、水道水だと、多分、明日の朝まで持つかな?ってレベルだと思います。
要因は二つ。
水道水にはいっている「塩素」いわゆる「カルキ」ですね。
これ魚にはキツイらしいんです。
あともうひとつは「水温」。
金魚はそこまで神経質じゃないかも知れませんが、袋の中の水温と、冷たい水道水だと、温度差がありすぎて対応できずに弱ってしまいます。
一晩汲み置きした水とかがあればいいのですが…。


3.アンモニア
仮に、水問題はクリアしたとしましょう。
次に問題になってくるのは「アンモニア」です。
バケツに泳がせた金魚。
このままじゃ見た目も悪いし管理もしにくいということで、慌てて金魚用の水槽を買ってきたとします。
ホームセンターに行けば水槽と簡易ろ過機とポンプがセットで売っているので、お値段的にもそれを買ってくることになると思います。
「さて、水槽も準備できたし、ろ過機もあるし、ポンプから酸素が供給されるからこれで一安心」…と思ったでしょ?それがそうもいかないんですよね。
1日か2日くらいは、まぁいいんです。
3日目くらいで、金魚が水面でパクパクし始めます。
餌かなとか思って餌をあげてもダメ。
酸素が足りないのかと思ってブクブクの量を増やしてもダメ。
次の日ぐらいには水底で動かなくなって、最終的には死んでしまいます。
水はろ過機がついてて見た感じキレイだし、酸素だってちゃんと供給されてるみたいだし、餌だってちゃんとあげてます。
なんで死んだのかというと「アンモニア」なんです。
金魚は糞もするし、目には見えませんがおしっこもしています。
これによって、実は水槽の中の水質が急激に悪化していくのです。
「ろ過機がついてるのに水質が悪化するの?」とお思いの節もあるかもしれません。
実はろ過機は目に見えるゴミをフィルターするのが役割のように見えますが、本当の役割は「バクテリアの棲家」なんです。
実は、このアンモニアを分解してくれるバクテリアが水槽にいるかどうかが、キモになってきます。
このバクテリアはしばらく水槽を維持していると自然と発生してくれるようなのですが、1日や2日程度では繁殖してくれません。
なので、金魚が泳いでいる水槽は、金魚が排出するアンモニアの濃度がどんどん上がって、それに耐えられなくて金魚が死んじゃうんです。

こんな感じで1週間くらいで全滅…ってのが普通です。
(経験談です)

これを何とか生き残っても、今度は冬の低水温による「白点病」やらなんやらかんやらと、まだまだ難所が待ち構えています。


じゃあ、これを回避するためにはどうすればいいかというと…

・金魚すくいをするぞ!という一か月前に水槽を準備します。
・水を入れてフィルタを入れてポンプを稼働させます。
・2~3日たってから、熱帯魚屋さんから「アカヒレ」という小さな魚を飼ってきて、水合わせをして水槽で泳がせます。
・水草も適度に入れます。
・餌は少な目にします。
・水温はあまり高くならないようにエアコンつけて管理します。
・水換えは1週間に1度、1/4程度、汲み置きの水で。

おそらく、これでひと月後には、ある程度バクテリアも繁殖しているでしょうからもう金魚を入れても大丈夫だと思います。
あ、アカヒレと金魚を一緒に泳がせると、金魚がアカヒレを食べることもあるんで、別の水槽に移してあげましょ。

…と、まぁ、こんな感じで、金魚すくいをする前に、別の魚を飼うという、本末転倒な感じですが、このくらいの万全の体制で臨むくらいの勢いがないと、長生きさせられません。


で、今回、すくってきた金魚ですが…
屋外で放置気味で管理している水連鉢に投入してきました…。
この水連鉢、先住の金魚(金魚すくい出身、10年は生きてる)がいるし、水草はあるし、ビオトープ化してるので、居心地はいいはずです。

居心地はいいはずなのですが、3匹のうち1匹しか姿が見えないのですが…どこいった?








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