2019/01/02

帳簿、大般若経、定年退職お祝い

どうも。

辛かった日々は己の身になり骨となっている、はず。

朝、なんとなく布団から起き上がるのがだるくて三度寝くらいしてしまい、気が付くと9時過ぎでした。
確かに昨晩はなんとなく寝付けなかったし、夜中に猫が2回くらいやってきて起こされたりしたけれども、いくら何でも寝すぎですわね。

午前中、母親に頼まれて、地域の会計の手伝いをします。
多分、いくら説明しても理解してもらえないだろうから、もってきてたノートパソコンにデータを打ち込みます。
プリンタが無いので、セブンイレブンのネットプリントでプリントアウト。
面倒。
面倒とはいえ、今回はポケットWi-Fiを持ってきていたのでできる芸当です。
まぁ、スマホのテザリング使えばできないこともありませんが。
まだ締めてないので、途中段階までしかできませんけれども。
なんとなく最終的に丸投げしてきそうなので、本当は手出ししたくなかったのですが。

午後は、近所のお寺の法要に参加します。
「大般若経」という法要です。
想像していた以上にたくさんの和尚さんがいらしていて、みんなで「大般若経」のジャバラ折になっている経典を空中に広げます。
結構壮観でした。

これは、そもそも600巻ある「大般若経」を読経したのと同じだけの功徳を得るための儀式です。
「転読大般若」と言われるそうです。
https://www.sotozen-net.or.jp/newstopics/daihannya.html

御説法まで最後まで聞きます。
・「般若」とはそもそも「智慧」という意味である。
 「智慧」とは、物事を自分というフィルターを通さずにありのまま見ることができる力のことである。
・「大般若経」は玄奘三蔵がインドまで取りに行った経典。
 サンスクリット語を漢文に訳した。
・西遊記で、三蔵法師が悟空はともかく、沙悟浄、猪八戒を連れていたのか。
 粗暴さ、怠惰さ、貪欲さの象徴であり、人間はこれらの欲望からは逃れられない。
・「浜までは海女も蓑着る時雨かな」滝瓢水
 生命ついてまでも哲学を説く俳人である滝瓢水の元を訪れた一人の僧。これに対し瓢水は風邪薬を買うために不在にする。
 僧は風邪ぐらいで薬を飲もうとするとは、命に執着する情けないヤツだと考え、瓢水の元を辞去。
 その僧に送ったのが「浜までは~」の句だそうで。
いや、ありがたい面白い。

夕方から、中学の時の剣道部の顧問の先生が定年退職を迎えられるということで、その記念式に参加してきました。
市内のホテル兼結婚式場で行われたのですが、どんな格好していこうか悩みに悩んで「セミフォーマル」な恰好していったのですが、結局スーツで来てた人が多かったですね。
こんなことなら最初からスーツ持っていけばよかったですわ…。
参加者は70名程度。
先生は結構長いことこの中学に在籍されてて、部活の教え子もかなり多かったようですが、そのうちの半分くらいが出席したそうです。
ぼくは比較的若い世代でした。
顔を知っているのは在籍がかぶっている人たちだけでしたが、どうにか浮かずに過ごせました。
先生にも挨拶できてよかったです。
24時近くまで参加してタクシーで帰ります。
酒量は控えめだったのでほぼ素面で帰宅できました。


ぼくは中学高校と6年間剣道部に所属していました。
正直に言うと、剣道はあんまり得意じゃなかったし、好きか嫌いかでいうと嫌いなほうです。
そもそも、体育の授業すら嫌いなのに、毎日放課後に体育の授業よりキツイ部活が待ってるとあって、午後からだんだん憂鬱になってたくらいです。
さらに土日も関係なく長時間部活で拘束されるとあって、かなりのストレスを感じてもいました。
体力的にかなりきつかったので、己の運動神経の無さと体力の無さを責めていたのですが、どうやら、ほかの部活と比べても厳しい部活だったそうです。
これが好きな事柄なら、いくら体力やら時間を注ぎ込んでも苦ではないのですが、まったく不得意分野だったので、正直負担でしたね。
とはいえ、中学時代は、あまり深く考えず、がむしゃらに取り組んだので、思い悩む間もなく3年間が終わったような気がします。
なので、辛かったしキツかった思い出がの方が多いのですが、そこまでネガティブな感情は抱いていません。
(逆に高校の時は思い悩むことが多く、今考えたら、さっさと見切りをつけてもよかったかなと思ったりしています。)

中学卒業してもはや20年以上経っているのですが、相変わらず先生と対峙すると感じる「圧」にたじたじとなりました。
結局、この先生は学校の先生になって、剣道を通じて、自分の信念を貫いたんだなと思います。
その熱意にこれだけの人間がけん引されたと考えると、こりゃすさまじいことだなと改めて感じました。

確かに、ぼくはいま剣道やってませんが、なんだかんだで、仕事や落語に対しての取り組み方というのは、剣道に対しての取り組みに通底してるんじゃないかんと思ってます。

そんなこんな、あれやこれやを考えさせられる年始の夜でした。


写真は二次会を出たところに置いてあった段ボール。
今年初きのこ。
一富士
ニきのこ

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