2019/05/08

落語「やかん」に取り組んでます…

どうも。

悪戦苦闘中…。

しばらく前から新しい落語を覚えたいなぁと思っていました。

自分の落語のレパートリーは何席あるんだろ?と棚卸をしてみたら、だいたい10席くらいでした。
覚えているだけでよかったらもうちょっとありますけど、ここ近年高座にかけた実績があるのは10席ぐらいというところです。

その中でも、登板頻度の高いのがあって、お呼ばれして落語をやる時に「時そば」とか「勘定板」ばっかりになっちゃうのもいかがなものかと思ったんです。
あまり同じ会場にお呼ばれすることは少ないです。
場所が違えば聞きに来てくれるお客さんも違うので、毎回「時そば」でもいいのかも知れませんけれども、さすがにそればっかりではやってる本人が飽きてしまいますし。


そんなこんなで、新しい落語を、としばらくまえからあれこれ考えていました。
当初は「ここは一発、人情噺にでも挑戦してみっかー!」と気合をいれたりしましたが、どうも人情噺というのは今のところぼくには向いてないようでしっくりきません。
やっぱり滑稽話の方がよかろうと、あれやこれや、彷徨った挙句、「やかん」を覚えることにしました。

実はこの落語、ぼくが所属していた大学の落研では一年生が一番最初に覚える落語のうちの一つなんです。
だから、簡単に覚えられるだろう、とタカをくくっていたのですが、これが大誤算。

まったく覚えられません。

まず音源を聞いて速記を起こすのに大苦戦します。

この落語大きく3パートに分かれると思います。

1.挨拶~聖観世音菩薩
2.魚の根問い
3.似非川中島合戦講釈

真ん中の魚の根問いのシーンはすぐに覚えられました。
学生時代はくだらなさすぎてあまり好きではなかったのですが、この年になって聞いてみるとこのくだらなさがたまりません。
「岩にシーでイワシ」とかめちゃくちゃ好きです。

しかし、序盤の「聖観世音菩薩」とか、「女子も赤子も老若男女押しなべて雑踏したり」とかのくだりがなかなか覚えられません。
ストーリー性がなく、言葉をたくさん覚えて口に出さねばならないのですが、学生時代ならいざ知らず、もうこの年になるとなかなかストーリー性のない単語の連発を覚えるのは骨が折れます。
やっとあまりつっかえずに言えるようになってきました。

そして、最大の難関が講釈のパートです。
最近講談が流行っているので、是非やってみたいと思ってこの噺を選んだようなものですが、もうこれに大大大苦戦中です。
とにかく、漢字の羅列なので全然頭に入っていかないし、その上比較的早いテンポで一気呵成に語る必要があるので、覚えただけではダメで、それなりのリズムを保って「講釈風」に仕上げる必要があります。
まだまだ練習が足りず、言葉がすぐにでてこなかったり、つっかえたり、違うところを口にしてしまったりです。

よくもこんな難しい噺を、初めて覚える落語の中にいれたもんだなぁ、学生さんは記憶力がいいから覚えさえすれば「間」とかを意識しないでよいのでカンタン…という考えからなのかも知れません。

ただ、この落語、講釈の前までで切ってしまうとか、逆に講釈の部分だけをやるとか、やり方を工夫すれば時間調節も簡単にできるといういい点もあります。

いずれにせよ、まだ練習が必要のようです。
少なくとも今週中には講釈部分がよどみなくしゃべれるようになるまで練習したいです!



写真は昼休みに落語の練習がてら散歩して見つけた花たち。

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