2020/08/25

発達性協調運動障害

どうも。

頑張りが足りない、というわけではなかった

ぼくは「運動ができない」というコンプレックスを抱えて生きてます。

「運動が苦手」とかそういう生易しいレベルではなく「極端に不器用」なのです。

なんせ、歩きだすのに2年弱かかったので、病院に連れていかれたほど(身体的には異常なしの診断)。

幼稚園に入ってからというもの、その「不器用さ」をいかんなく発揮し、走ればドンケツ、ボール遊びは全然ダメ、遊具に登れない降りれない、などなど、枚挙に暇がないほどに、体を動かして何かを成し遂げることが、壊滅的に不得手でした。

「悪い例」として取り上げられたり、「できないのはがんばりがたりないからだ」「なまけている」と散々叱られ、できないことを何度も何度もただ繰り返すことを強いられた挙句、最後までできないままで終わるという、挫折と屈辱を存分に味わってきました。

そんなこんなで、小学校に上がる前から、「運動=できない=大嫌い」の構図がぼくのなかで出来上がってしまいます。

その後も、体育の授業では相変わらず、何をやってもうまくできないまま。
「できない」ということには慣れてしまいましたが、球技なんかの集団競技になれば「同じチームになったら迷惑な存在」と認識されてしまい、いたたまれない時間を過ごすことになります。

普通の人の2倍も3倍も(あるいは10倍も?)、練習すればそれなりにできるようになるのかも知れませんが、不得意分野を伸ばす必要性を感じず、とうとうおじさんになってしまいました。

就職してからは、運動とかスポーツとかには極力かかわらずに過ごしてきましたが、それでも職場のイベントとかで仕方なくソフトボールやらに駆り出されることもありましたが、相変わらず全然ダメで周囲にも迷惑かけっぱなしで、もはや苦痛でしかありませんでした。

これだけ極端に運動ができないのは何かあるんじゃないのか、とふと気になって、「運動 極端に苦手」とかでネットを検索してみたら、「発達性協調運動障害」というワードにぶつかります。

「極端に不器用な子どもは発達障害の可能性も!? 発達性協調運動障害とは」

何気ない運動でも、それをスムーズに正確にこなすには、目で空間的な位置を確認し、自分の身体と対象との距離を測ったり、目と手足を連動して動かしたり、体のバランスを取ったり、力の入れ具合を調節したり、動くタイミングをはかったりといった、さまざまなレベルの情報を統合し、運動に結びつけなくてはなりません。DCDの子どもにはそれが難しいのです。


ああ。まさにそれです。
完全にこれです。

おそらく、この基準で幼少期に診断を受けたとしたら、典型的な「発達性協調運動障害(DCD)」という診断が下っていたでしょう。

まぁ、だからといって、今更どうしようもないし、これで、長年育まれてきた運動コンプレックスが解消されるわけでもありません。
でも、幼少期に散々「がんばりがたりない」と叱られてきたのは、「がんばってなかった」わけではなくて、「精一杯がんばった結果できなかった」というのがわかって、少し心が軽くなりました。
なかなか理解してもらえなくて苦労してしまいましたが、そういう「特性」をもって生まれてきたんなら仕方がないです。

もうここに至って、運動ができるようになりたいとは思わないし、スポーツが好きになるとも思えません。
が、これからは、スポーツ絡みのイベントに誘われても、正々堂々と「運動嫌いなんでやりません」ときっぱり断っていく所存です。

3 件のコメント:

  1. DCD…ディケイド、あるいはデータカードダス…
    ttps://dic.nicovideo.jp/a/dcd
    とか考えてしまいました。ごめんなさい。
    かく言う私は、MS…モビルスーツです。(multiple sclerosis…多発性硬化症)

    返信削除
  2. やましたさん
    ところで、そちらのMSの具合はいかが?

    返信削除
  3. >nopitaさん
    うーむ、良くはなってないですね。
    元から「治らない病気」って聞いて、覚悟は決めてるんで、そこはしょうがないと割り切ってます。
    でも、すこ~しずつ進行してるんじゃないか?という不安は常に付きまとってます。
    最初は、症状が出たり治まったりする「再発寛解型」なんだけど、
    いつかだんだん進行する「二次性進行型」になるかもしれない…です。

    返信削除

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