2020/09/18

「宮戸川」という落語

どうも。

雷の晩に思ふ

ここ最近「いわゆる大気が不安定」という状態で、雨が降ったりやんだり、雨が降ったら降ったで土砂降りで、盛大に雷が鳴ります。

今朝も明け方に稲光と雷の音で寝ていられない程でした。
多分、近所に落雷したはず。

雷の夜にいつも考えるのが、「宮戸川」という落語です。
古典落語です。
いまでいうところの「草食系男子」がひょんなことから幼馴染の女子と一夜を共にするという内容ですが、今でも全然通用するラブコメ要素のある珍しい落語だと思ってます。

ひょんなことで一夜を共にすることになった男女、微妙な距離感を保ちつつ過ごしていたが、外で雷が鳴って思わず詰まる二人のディスタンス...どうなる!二人の関係は!?
「この先は本が破れて読めませんでした」

これで終わることが一般的です。
初めて聞いた時は、落語らしいオチもないし、そもそもタイトルの「宮戸川」なんかどこにも出てこないじゃないか?と不思議に思ったのですが、実はこの落語、続きがあります。
続きの部分に「宮戸川」が出てきます。
この後半部分、あんまり演じられることがなくて、三代目三遊亭圓歌師の音源を聞いたのが初めてだったのですが、聴いてみての感想は「こりゃやらんほうがいいわな」でした。

内容は暗いし、笑いどころもないし、挙句の果てに夢オチ。
前半部分との落差が激しいし、前半部分との関係性も薄い。

そこでいつも考えるのが、後半部分はもうちょっとどうにかならんのかな?ということです。

前半部分をもっと活かして、もっと明るく楽しく、そして「宮戸川」も登場させて。
出来ると思うんだけどなぁ…。
誰かやってくれないかなぁ。
(自分でつくれよって話ですけど)

せめて「本が破れて」とかじゃない、サゲの言葉が欲しいな。

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