くだらねぇ…けど、はまっちゃう
「甲府い」という落語を聞きました。
学生時代に一度部室にあったカセットテープで聞いたことがあったのですが、その時は「なんだこれ?」と思っただけでした。
その後も「甲府い」という落語の音源を聴く機会は幾度となくあったはずなのですが、学生時代に抱いた「なんだこれ?」という感想を想起するだけだろう、と思って全然聴いてきませんでした。
生で落語を聴く機会はプロアマ問わず、何度もあったのですが、そこでも誰も高座に書けることがなかったので、聴かず終いでここまで来てしまいました。
で、学生時代から数えてほぼ20年ぶりに「甲府い」という落語を聴きました。
また今回も「なんだこれ?」って思って終わり、何だろうなと思っていました。
が、今回は違いました。
「なんだ、面白いじゃん?」
って思っちゃったんです。
この落語、ストーリーはサゲの言葉を言わんがための長い長い前振りなんです。
くだらないダジャレが、またこの年になると、びたっとはまってしまいます。
そうか、落語ってこうあるべきなのかも知れない、なんて思ってしまったり。
落語って、20年経つと受け取り方も変わってくるんだなぁ、としみじみ面白いなぁとおもった師走の始まりでした。
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