2023/04/12

音楽プレイヤー遍歴(2)

どうも。

前回の続き。

そんなこんなで高校生になったぼくは、さすがに中学の時に作ったラジオを持ち歩くのもどうかと思い、出先で音楽を聴くのはあきらめていました。
相変わらず、自宅でも満足にCDを聞く環境になかったので、aiwaのダブルラジカセでラジオを聞きながら勉強したりしてました。

そんな折、高校1年の時だったか2年の時だったか、部活の友達から「ライブ見にいかん?」と誘われました。
それがSingLikeTalkingのライブだったのです。
全くもってSingLikeTalking(以下SLT)について何も知らなかったので、「いきなり外国人のライブはきついぜ...」と躊躇ったのですが、日本人だと教えられました。
田舎の田舎に住んでいたぼくはライブなんかに行ったことなかったし、帰りも遅くなりそうだったし、そもそも一回も聞いたことないアーティストのライブに行くというのはかなりハードルが高かったのですが「付き合いの悪いヤツ」と思われるのがイヤだったので、恐る恐る行くことにしました。

とはいえ、さすがに全く何も知らないまま会場に乗り込むほど無謀なことはせず「予習」してから臨むことにしました。

まずは、当時の最新アルバム「Togatherness」を買いました。
初めて買ったCDです。
あとはレンタルCDや友達からカセットテープを借りて、いくつかのアルバムをカセットテープにダビングすることができました。
もちろん「Togatherness」も妹のCDダブルラジカセを借りてカセットテープにダビングしました。
これを自分が持ってるaiwaのラジカセで毎日聞いてました。

正直SLTの曲はとっつきにくかったです。
ただ、アルバムを通して聴いていると、1つか2つは「いいな」と感じる曲があります。
当時のカセットテープは基本的に曲を飛ばしたりできないし、面倒なので、その「いいな」と感じた曲を楽しみに、アルバムを最初から通して聴いてました。
すると、最初は何とも思わなかった曲も、何度も聞いているうちにだんだんハマってきて、最終的には「全部好き」という循環が出来上がりました。

そんなこんなで、その後、ライブも堪能できたし、それ以来すっかりSLTのファンとしてやってきたわけです。


その後、レンタル落ちの中古CDでSLTのアルバムを集めたりしはじめますが、CDプレイヤーが手元にないので困ってしまいます。
そこで、親に頼んでCDプレイヤーを買ってもらうことにしました。
確か、新聞の折り込みチラシに入っていた通販で買ってもらったのですが、ちょっと欲張ってしまい「ミニコンポ」にしました。
妙にでっかいスピーカー、普通のラジカセ機能にプラスして、CD3枚のオートチェンジャー機能がついてました。
当時アホな高校生だったので、このハイテク感にしびれてましたが、よく考えてみたらCD自体ロクに持ってなかったので、ほぼ無駄機能でした。

さらにいうと、当時の自室はただ寝るだけの部屋で、障子で仕切られただけの部屋といっていいものかどうかわからないぐらいのものだったので、そこにでっかいスピーカーのミニコンポを据えてはみたものの、大きな音を出すわけにもいかず、イヤホンで音楽を聴く始末。
据えた場所の関係上、イヤホンのコードが寝床まで届かず、音楽を聴きながら寝るというのも難しかったため、結局以前から使ってた普通のラジカセでカセットテープを聞きながら寝たりしてました。
もっともっというと、1年くらい使ったら、CDが読み込みがかなり不安定になってしまって、本当に無用の長物になってしまったというおまけつきです。

そんなわけで今考えてみたら、いまひとつな代物ではありましたが、CDプレイヤーが手に入ったので、ひとまずの物欲は満たされたのですが、ここで次の物欲に支配されます。
「ウォークマン」が欲しい。と。
(「ウォークマン」はSONYの商品でそれ以外は云々、というのは前回書いたので省略)

高校2年の時に修学旅行に行ったのですが、この時、ほとんど全員がイヤホンで何かを聞いていたんです。
いやもうこれにはびっくりで、ウォークマン持ってないのはぼくだけではないか?というくらいの普及率でした。
移動のバスの中でガイドさんがしゃべってる中でもみんなイヤホンを耳にいれてたので、それはどうかな?と思ったものです。
ウォークマンは基本的に学校への持ち込みは規制されてはいたので知らなかったのですが、修学旅行の時はなんとなく解禁されて、そんな感じでほぼ全員が持っている事実を目の当たりにしてしまったのです。

これは自分も欲しい!とまた親にねだることにしようと考えたのですが、ちょっと前にミニコンポを買ってもらったということもあり、しばらくほとぼりが冷めるのを待ちつつ、頃合いを見計らって「買ってくれ!」と頼んだのです。
このタイミングが良かったのか、すんなり買ってもらえはしたのですが、何を思ったか、何を買うかまで親に丸投げしてしまったがために、買ってもらえたのは「テレコ」でした。
そう「テープレコーダー」だったのです。
確かに、持ち運びできて、カセットテープが再生できる、という意味では必要十分ではあったし、さらに言うとイヤホンのみならずスピーカーから音が出る、ラジオも聞けるというウォークマン以上の機能も兼ねそろえていました。
が、当時のぼくは「これじゃない」と感じてはいましたが、せっかく買ってもらったので、しばらくこれを使っていました。
確かにカセットテープをいつでもどこでもイヤホンで聞けるので念願は叶ったのですが、電源である単3電池がすぐになくなってしまって難儀します。
普通のウォークマンは充電式バッテリーだったのですが、これは乾電池。
早送り巻き戻しをすると電池が早くなくなる...気がしたので、極力再生だけ、しかも音は小さめに、という常に省エネモードで運用してました。
そして、この「テレコ」、1年もたたないうちにテープの再生が不安定になってしまい、一度修理に出したものの、やっぱり調子が悪く、結局高校生活が終わるか終わらないかのころには使わなくなっていました。

以上が、高校生のころの音楽プレーヤー遍歴。
すぐに壊れたCDプレイヤーとカセットプレイヤー。
欲しいものは自分でしっかり調べて買わないとこんなことになる、という教訓を得たのでした。


次は大学時代へ

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