2024/03/03

桃の節句に"もものかんづめ"

どうも。

先日、長崎県美術館で開催されている「さくらももこ展」を観に行きました。

「ちびまる子ちゃん」については、なんなら「りぼん」でリアルタイムで読んでいたぐらいですが、エッセイについては1冊も読んでいないことに気が付かされました。
美術館の物販コーナーで「1冊くらい買おうかな」と散々逡巡したのですが、その後、飲みに行く予定があったので、荷物になったり飲み屋に忘れたりすることを危惧して買わずに帰りました。

このまま読まずにいるのはもったいないなと思ったので、散歩に行ったついでに古本屋に行ってさくらももこのエッセイ集を探してみました。
が、見つからず。
こんなところで古本で済ますというしみったれたことをするんじゃない、という何かの思し召しなんだろうと、家に帰ってKindleで探してみることにします。
ひとまず「もものかんづめ」を購入してダウンロード。

なるほど、高校生の頃、友達から「原田宗典が好きならさくらももこ読んだらいいのに」と散々勧められていた、だけのことはあります。
文章というより、これは音読して言葉に出した時のリズムが心地いいんだと感じました。
オオサンショウウオの中のオオサンショウウオをつかまえた知り合いのエピソードの中の「浮いて、沈んで、流されて」というくだりが個人的にはかなりフィットしていて、こういうリズミカルな文章がさらさらっと出てくると、読んでいてとても心地いいです。

OL時代に、自己紹介で場を沸かせ、花見で「落語調」で地元静岡を紹介した…なんてシーンがあったので、もしかして落語好きだったのかな?と思って調べてみたら、

毎日新聞:「さくらももこさんインタビュー」私は「ちびまる子ちゃん」(1992年12月1日掲載)

「漫画がどうしても賞に入らないとき、落語家になりたいと思ったんです。」


さくらももこさん、落語家になりたかった 幻に終わった小朝への弟子入り

「「落語家になる」という別の夢もあった。春風亭小朝の独演会が地元・静岡であった時、出待ち。入門を申し出ようと思った瞬間に小朝が前を通り過ぎてしまい、タイミングを逃したという。」

…落語好きどころか、落語家になりたがってました。

小朝師に弟子入りしてたら、どうなってたかなぁ。
やっぱり新作落語作ってたかな。
それとも、枕で散々笑わせて、ちゃんと古典落語やってくれたかな。
それはそれで聞いてみたかったなぁ。

ええと、「もものかんづめ」の次は…「さるのこしかけ」?
え、何?きのこも好きなの??








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