というわけで、今日は第1回「家族寄席」です。
コンセプトは「落語も出囃子も道具類も、自分んちで何とかする」です。
そんなこんなで、会場設営。
そして、開場。
会場はこんな感じです。高座はインテリステージ(60cm)を使ってます。
なお、向かって右側の衝立は、搬入の時に完全にぶっ壊れたのですが、コンビニでアロンアルファを買ってきて応急処置をしてかろうじて自立していますw
「メゾン・ド・SCOTZ」 舞扇
「権助提灯」 千春
「元犬」 たこき
「青菜」 磯丸
出囃子も自分たちで生演奏しています。ひとまずトラブルなく出囃子もできてました。
(ぼくは適当に太鼓を叩いただけですけども…)
全体を通してみたら、それなりにまとまりのある落語会だったと思っています。
娘1号は、やり慣れた落語で少しは安定してきた感じだったし、娘2号は落語デビューでしたが、思っていた以上に落語として仕上がっていたので、よかったんじゃないかなと思います。
以下、個人的所感と反省。
今回は「青菜」という落語をやりました。
「青菜」は大学2年の時の納涼寄席でやりました。
実は、学生時代の「青菜」は、全然うまくいかなくて、以降完全に封印した落語です。
うまくいかなかった理由は、今となって考えてみたらあれこれ思い当たるフシがあります。
当時、プロの落語家さんが演じている音源テープをウォークマンで聴きながら書き起こすという作業をやって、落語を覚えていたのですが、この青菜に関しては、先輩が「台本、あるからやる!これで覚えろ!」と言ってくれたので、それで覚えました。
ところが、これで苦戦を強いられることになりまして、なんせ、しゃべっているプロのお手本がないので、字面から「間」や「強弱」などを構成する必要がありました。
今のぼくならば、それは難し事ではないし、むしろそういうやり方をするのですが、当時のぼくには無理がありました。
おかげで、最後の最後まで、完成形がイメージできず、いろんな先輩の意見を取り入れていくうちにキメラのような作品が出来上がってしまいました。
また、「台本に書いてあることが絶対」と思っていたために、自分ではどこが面白いのかわからないようなネタもそのままやってしまった。
などなど…。
で、その反省を活かして今回気を付けたことは…
・ひとまずプロの落語を参考にする
・自分で納得できないくすぐりは削除するか、別のものに置き換える
・繰り返しが多い噺なので、極力スマートにする
・できればおカミさんが押し入れから出てくるシーンなどは上方落語的な演出にする
などなどです。
前半の、植木屋さんとお屋敷の旦那さんとの会話のところがかなり辛かったのですが、しっかりお客さんに聞いてもらえて、幸いにも落語的にきっちり笑ってもらえて、ほっとしたところです。
年齢を経ればまた、落語に対しての演じ方や感じ方も変わってくるんだなぁと思った貴重な経験でした。
というわけで、
どうぞ。
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