2024/06/16

「ちくちくび落語会」

どうも。

「ちくちくび落語会」出演してきました。

会場は大阪千林「伝楽亭」
こんな素敵な会場。


エリザベートさんが「ろくろ首」を「ちくちくび」と読み間違えたことに端を発し、「『ちくちくび』というタイトルの落語」が募集され、11作品が集まったという、かなりイカレタ…いや素敵な企画でした。
「ちくちくび」というタイトルこそ同じではあるものの、その内容がことごとく違っていた、ということに感動すら覚えました。

申し合わせをしたわけでもないのに、ここまでバラエティに富んだ内容になったのは、これ、個人的には奇跡のような企画だったと思ってます。

私の落語は、ありあわせの材料で作った突貫工事のような作品で、他の皆様の作品に比べるとなんだかずいぶん薄味だったなぁと思ってます。

が、極力下ネタに走らないように工夫した、つもりですが、いかがでしたでしょうか…。
出番順的にも、早めに出させてもらったので、前菜くらいの役割はできたかなと思ってます。

うーん、今回、敢えて、一番よかった作品を選ぶとしたら、やっぱり「ちくちくび」かな。
え、それじゃ、わからん?

はい…そうですね。全部「ちくちくび」でしたね。

やっぱり夢見家春木さん作の「ちくちくび」はとてもよかったと思います。完敗です。非の打ちどころがない。「ちくちくび」の解釈、起承転結、まとめ方、笑いの取りどころ、どこをとっても付け入る隙がない。そしてそれを演じる都亭エリザベートさんの技量もハイレベルでした。

ともあれ、大阪でお世話になった皆様ありがとうございました。

ゆの月さん、車乗せてもらってありがとうございました。
うちの母親なぞ、小亀さんには遠く及ばないことが分かり、ドキドキしてきました(手首を抑えながら)。
萬福さん、ハーバーありがとうございました。おいしくいただきます!
アーカイブがありますので、この企画をトータルでご理解した上で、ご覧いただければより楽しめるかと思います。




それぞれの「ちくちくび」の解釈としてはこんな感じでした。
(以下備忘録を兼ねたネタバレにつき文字色を「白」にしています。)


「ちくちくび」かかし作
首にたくさんの「口」が現れる、これを「千(ち)口(くち)首(くび)」と呼ぶ。


「ちくちくび」磯丸作
「テレビデオ」のように「ちくちく」+「首」で「ちくちくび」。首の長いセーターを着ると首がチクチクすることから、首の長いセーターを「ちくちくび」と呼ぶことに。

「ちくちくび」犀斗作
透明になる薬が完成したが、乳首だけが消えない。


「ちくちくび」絹馬作
「築地(ちくち)」という人物が「クビ(解雇)」になる。


「ちくちくび」カワベタマキ作
「B地区」で刎ねられた「首」が「朽ちる」。「地区で朽ちる首」


「ちくちくび」圓九作
災害に備え「地区」で「備蓄」すること。「地区備蓄地区備蓄(ちくび ちくちくび ちく)」。


「ちくちくび」夏団治作
様々な古典落語が寄せ集まってできた話。


「ちくちくび」やよい作
ダイエット講師が正しい姿勢を指導する際「乳首からビームが出るかのように意識して」という。


「ちくちくび」舞歌作
「ツクツクボウシ」のように「チクチクビーツ」と鳴くセミ


「ちくちくび」きさ馬作
「源平の合戦」に端を発する因縁の対決。体の部位を言い合う伝統行事。


「ちくちくび」春木作
「心がちくちくする日」=「ちくちく日(び)」、「心がぽかぽかする日」=「ぽかぽか日(び)」

ネタバレここまで。

よくもここまでうまいこと解釈がバラけたなぁと思います。
つくづく、こんな普通に考えたらバカバカしい企画に、全力で乗っかて来る人がこんなにも世の中にいるとは…自分も含めて、いやはや。

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