ここのところしばらく、めっきり本を読まなくなってしまった、と自分でも思います。
学生時代は、持ち歩いているリュックサックの中に文庫本が1冊は入ってて、隙を見つけては読んでました。
働き出してからは、だんだん、読まなくなってしまいました。
自分で車を運転して移動するようになって、移動中に読めなくなったから
子どもがいるとなかなか自分の時間がとれなくなったから
何かというとスマホを弄るようになったから
と、まぁ、本を読まなくなった理由を挙げて行けばいくらも出てきます。
じゃあ、まったく本を読んでないのかというとそうでもなくて、ビジネス書みたいな本はちょくちょく読んでたりします。
ただ、それは、なんとなく、読書体験としては「薄い」感じがするんですよね。
読んでいるその瞬間瞬間は納得していても物の数日で忘れてしまう。
かといって、読み直す気力はない。
ビジネス書じゃなくて、文芸書を読みたい。
でも、これが読めない。
本を開くのが億劫。
じゃあ、Kindleで読むかといわれると、アプリを起動するのが億劫。
と、読み始めるまでのハードルが高い。
そんな感じで数年間が経過してしまいました。
ただ、この前ふと、古本屋で買った原田宗典の文庫本を読んでみたら、あっさり読めて自分でもちょっとびっくりしてしまいました。
買った本は実はすでに持っていて、それこそ20年くらい前に読んだことのある本だったのですが、ほとんど覚えていませんでした。
ただ、うっすらは覚えていたので、それがよかったのかなと思います。
あと、短篇集だったのがよかった。
1話を読むのに10分もかからないので、ちょっとした達成感を味わいながら読み進めることができたりして。
読書は食欲と似たようなものだと思っています。
食べたくない時に、無理に食べると、体調が悪くなったり、その食べ物が嫌いになったりします。
本も、読みたくないときに、無理に読むと、その本が嫌いになったりします。
食べたくなったときに、食べたいものを、読みたくなったときに、読みたいものを。
それが一番だと思います。
今はリハビリみたいなもんです。
そういえば、田中芳樹の「アルスラーン戦記」とか「タイタニア」とか完結してたなぁ。途中から読んでないんだよなぁ。
いまはちょっと重いかな。
もうちょっとリハビリしてから、読みたくなったら読もうかな。
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