こう見えても世界遺産
世の中桜が満開だったのに、ちっとも花を見ても心が動かされないような日々が続いていましたが、流れを変えるためにも、今日は思い切って散歩に出かけます。
暇そうな娘2号も連れて行きます。
いつも桜がきれいに咲いている「小菅修船場跡」までに行ってみます。
もう、散り始めでしたが、まだ半分以上は咲いています。
ここは「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一部として世界遺産に認定されています。
にもかかわらず、場所が分かりにくいし、入っていいのかどうかもよくわからないので、今まで行ったことはなかったのですが、行けばわかるだろうということで、てくてく歩いて中に入ってみます。
すると、どうやら土日祝日は案内してくれる方がいらっしゃるようで、おじさまがふたりであれこれ説明してくださいました。
説明によると
・通称ソロバンドックと呼ばれているが、当時の船を乗せる台「船架」がソロバンのように見えたことからそう呼ばれるようになった。しかし、現在の架台は当時の物とは違う。
・現在レールが5本あるが、もともとは3本だった。外側の2本は後から追加された。
・蒸気の力で船を引っ張り上げていた。500tの力があったが、1,000tぐらいまでいけたのではないかと考えられている。ただし引き上げるスピードはめっちゃ遅かった。
・淡水と石炭が手に入りやすく、入江という好条件がそろったちょうどいい場所だったので、この小菅に作られた。
・明治天皇、西郷隆盛、勝海舟が来たこともある。
などなど、けっこうおもしろかったし、お金もかからなかったし、なかなか素敵な場所でした。
もっと宣伝したらいいのに、と思ったけれど、駐車場がないし、場所もわかりにくいので、ちょっと難しいかなとも思いました。
せっかくなのでその後も散歩。
道路にスマイルマーク。
「に」
でした。
青空と海とクレーン。
高所恐怖症なので見上げるだけで眩暈がします。
何か意味ありげな広場があったので、行ってみましたが、結局何もありませんでした。
すぐ下のバス停の名前が「番所跡」になっていました。
石垣も古いので、あとで調べてみたら、この戸町番所と対岸の西泊番所で長崎港の警備をしていたようです。
佐賀藩と筑前藩で交代しながらやっていたそうですね。
…となんかその辺の話、佐賀の佐賀城記念館かどこかで聞いたことがありましたわ。
その後、「この階段を上がったらどこかに出るんじゃね?」と言いながら、上がっていったら結局行き止まりで、戻ることになったりあれやこれやで、撮った写真。
トータルで9kmのウォーキングになりました。
いや、頑張った。
天気も良かったし、いい運動になりました。
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